惑星探査「はやぶさ」の感動的な話はすでにいろいろなメディアに取り上げられているが,様々なトラブル,予想していなかった出来事に対して,あり得ない方法で遠く離れた衛星のコントロールをして,7年かけてまた地球へ戻ってきた。
なぜそのようなことができたのかというと,”設計者と運用者が同一だから”らしい。運用者が,設計の隅々まで関わっているため,「こうすればできるのでは」という様々なアイディアを出しながら,危機を回避してきたという。
この話を聞いて,世の中のいろいろなものに通ずるのだなあと思った。たとえば授業の指導案。人の指導案をそのままもらって,授業をしようとしても,予想外の子どもの反応があったとき,すぐに立て直しができない。しかし,自分でたてた指導案なら,融通が利くものだ。
ネットワークも,完全人任せで整備されたものは,何かあったときに,現場でお手上げ状態になるものだ。せめて仕組みを知って運用にあたることの大切さが,ここに示されているのではないかと思った。
昨日は,別プロジェクト関連で久しぶりにF社のSEのMさんにお会いした。困ったときに,いつもアドバイスをくれていた方なので,再会がうれしかった。
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