1 情報教育とICT利用についての区別,次期学習指導要領における情報の扱い,総合の扱い,教科の目標の中に見られる「これまでの総合の扱い」との違い。
2 グループに分かれて,ワークショップ
1 「日々のICTの指導において,どんなことに困っているか」について,付箋に書き出す(8分)
2 あらかじめ5つの視点を書いたA3の用紙をそれぞれ配り,どの項目に属するかを考えながら付箋をグルーピング。※この5つの観点は,例のICT活用チェックリストと対応している。
3 さらに,それぞれの用紙(例えばA項目)の中を,さらに5〜7の小項目に分けるために,シールを配り,それぞれのシート上でさらに整理。
4 どの小項目に一番付箋が集中したかをみんなで確認する。
すると,どのグループもA5「授業で使うICT機器の準備」の項目が最大であった。よくよくここに貼られている付箋を見てみると,「台数が少ない」「機器が古い」「操作が面倒」など,実は授業云々以前の物的環境に関する内容がほとんどであった。まさにこれが,課題そのものであるということがはっきりした。
最後の懇談では,結局いろいろなメーカーのキャンペーンなどの情報を生かして,マイプロジェクタなどを購入していくことが近道だという結論に持っていった。まさに授業のプロとして,プロの道具は,自分で一番気に入ったものを!ということである。
そして,せっかくの機会だったので,プロジェクタの投影方式の違い(DLPと液晶パネル)のちがいについても情報提供した。いくら小さくて軽いからと行って,赤色のはっきりでないプロジェクタを買ってしまって後悔しないようにとの思いからである。
本当なら,Aの他の項目やB,C・・・と課題が出て,それについて研修テキストの対応ページの説明という進み方にするはずだったが,そこまで行けなかったので,研修テキストを紹介して,それぞれの学校で役立ててもらうことにした。
先日のNEEでの清水先生(NIME)のプレゼンの中にも,「教師がICTを使うきっかけになったのは,研修から」ということだったので,やはり研修でこれらの話を取り上げることは,大切なんだと思った。
まだまだ伝えたいことはたくさんあったが,総合部会であることを考えて,かなり内容をしぼった。とはいうものの,「ICTは何の略ですか」という質問が出ることを予想していなかったので,まだまだ準備不足だなと,反省。
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