1のことを教えるためには100のことを知っていないといけないということであるが,昨日の中教審答申で授業時間の増加の話があったように,授業時間を1割増やすとすると,それに費やす授業準備の時間がそれ以上に必要になってくるということは,分かっているのだろうか。こうなるともはやICTを抜きにして,それは不可能だといえる。
しかし,授業時間はそのままにして「ICTを活用して授業をすること」という答申にすれば,授業を時間を増やして効果があるだろうと思われているような効果は十分期待できると思うけど。
それにしてもマスコミ各社は,「総合=ゆとり」という等式を平気で使っている。そんな認識をしてしまうのは,たしかに現場で適当な実践をしているのが目立つからだろうけど,総合で素晴らしい成果を上げている学校だってたくさんある。そういう学校にもっと注目してほしいと思うのは,私だけではないと思うけど。
この記事に対するコメント[2件]
1. 豊田 — September 1, 2007 @11:50:50
「総合」のくだり、私も同感です。先日も同僚に「総合ってそのうちなくなるでしょ?」と言われました。
未だに通知表の総合の欄には事実しか書けない人。授業だって、やることは決まっていても子どもの何を育てるのか、が明確になっていない学年。やっぱりね、と思ってしまう。
話は変わりますが、先日、校内の現職研修でICTについての講座を開きました。NHKの「あの番組」も間に挟んで「ICT活用」「すべての教科で情報教育」をテーマにしました。豊橋は10月から小学校のコンピュータ室が新規稼働です。「ただ使い方に慣れる」より、少しステップアップを全員で目ざしたいです。
では。
2. administrator — September 2, 2007 @11:47:31
しかし,マスコミの報道が全てのように受け取ってしまう国民性ですから,まずはそうならない国民を育てるのが,我々の使命かなと思っています。
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