今日の朝刊には,昨日の学力テストの問題が掲載されていた。ざっと見てみたが,なかなか良い問題だと思った。私の感想としては,今,国が気にしている「学力」というものは,こういうものだということを多くの人に伝えることができたのではないかと思う。
学力の話をするときには,十人十色で少しずつ定義がちがっていることが多い。昨日のテストのような学力をつけたいと考えているのだということに気づく人が増えるのは,その学力の定義の方向性を少し一致させることになると思う。
クイズ番組で言えば,「ヘキサゴン」的な学力より,「平成教育委員会」的な学力へシフトしているということかな。
ただ,テストの中には,生活経験とのおおきく関わっているような部分も多く,日本全国で比べると,地域差がでそうな問題もあった。今後結果の発表や運用については慎重な対応を願うばかりだ。犯人捜しをするためのものであってはいけないと思う。ただ日本人は,なにかしら犯人捜しをするのがいつものパターンで,マスコミがその片棒をかついでいることも多かった。今こそ,結果を冷静に受け止める市民でありたいと願う。そして,これらの結果をみんなの役に立つことに使ってもらいたいと思う。
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