定期異動で別の学校に行ってきた先生が,異動先の話をしてくれる。その話の中を聞いてみると,校内サーバの共有フォルダの構造や,OS,ネットワークプリンタなどの話を興味深く話してくれる。職場が変わると,これらは大きく変わる環境である。三好教育ネットワークセンターがこれまで考えてきたのは,これらの環境変化をできるだけ少なくするための仕組みであった。
これらの環境統一は,みんなが個々に使い込んでからではなかなかむずかしい。それはなぜかというと,それらの仕組みが文化として,根付いてしまうからだ。文化を別の視点から変更するには,現ユーザが,新しい文化の方が便利だと思う必要がある。
強制的に文化を変更しようとしても,それは大きな抵抗になるし,後々尾を引く場合が多い。かつて日本軍がアジアの国を占領していったとき,日本語を強制したり,宗教や服装までも強制していったこととよく似ているような気がする。
まさに,「一太郎文化」を「ワード文化」に変えさせられようとしている状況と同じ。文化なのだ。変更に伴う感情はものすごく大きい。
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