家電売り場に行くと電子辞書がこの時期、数多く並ぶ。今や電子辞書は、進学時の必携ツールとなっている。中学生向け、高校生向け、大学生向けという分類に分けられ、コンテンツがターゲットに応じてカスタマイズされている。
さらに、医業向け、建築向け、エンジニア向け・・・など、かなり職種を絞り込んだ電子辞書も増えている。
・・・教員は、約100万人いる。教員一人一台のPCでいろいろともめるのなら、教員向けにカスタマイズされた電子辞書の需要はありそうだ。授業中、ぱっと聞かれて、ぱっと答えたいし、説明するのに写真がほしい・・・のようなシーンでは、ネットで検索するのは、なかなかぴったりした写真がなく、時間だけ過ぎて、「また今度」となることも多いので、教員向け電子辞書は、あり得ると思う。
教育系コンテンツ業界が苦しんでいる中、この企画はどうだろうか。教員向け電子辞書にどんなコンテンツを入れればいいかなんていうのは、教員ならすぐに思いつくと思うが・・・。
(ちょっとだけ例を)
・書き順、はね、止め系、送りがな系・・・
・学年配当漢字
・学習指導要領や解説文
・教科書に出てくる図版、歴史上の資料、地理データ・・
・よく使う算数の図
・分数表示計算
・線分図、アレイ図・・・
・地図記号
・国旗
・植物図鑑
・ストレッチ体操
・和音出力
・・・・ちょっと考えただけで、教師用電子辞書に掲載する内容が見えてきた。で、これらを実物投影機を使ってプロジェクタに映せば、これまたすぐわかる授業を展開できやすくなる気がする。
セキュリティポリシーの関係で、校内のPCに自分の必要なデータを入れることができないなら、こういう方法で、教員向け電子辞書を作ってみたらどうだろうか。
この記事に対するコメント[6件]
1. masui
— February 19, 2009 @00:00:14
教師用電子辞書いいですね。iPhoneの画面を実物投影機を使って,プロジェクタに映すという使い方を時々やっています。
iPhoneに入れてあるコンテンツを使って授業をするのもおもしろですよ。最近のお気に入りは,「知って得する難読語」iPodにも入れられると思います。でもやっぱり電子辞書ですね。週末カシオ計算機の方と会うので,この話をしてみます。
2. administrator — February 19, 2009 @08:43:03
3. MIZUNO — February 19, 2009 @20:16:03
教科書会社ごとに分けてあれば,さらにくいつくかも・・・○○書籍版みたいな・・・
4. administrator — February 23, 2009 @19:44:48
とても興味深いアイデアです。電子辞書からPJ投影ができるようになっているので、教室で協力に使えそうなデバイスです。あとは、おっしゃるとおりにコンテンツですね。某社にがんばってもらうとおもしろいことになるかも。
6. administrator — March 2, 2009 @13:44:39
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