地デジとCATV

 最近かなりおとなしめの記事になっているが,今日はちょっと辛口で。
 徳島県には民放が1社しかないという話は何度かこのブログでも書いたが,地デジになって,電波出力を極端に落とし,電波を有効利用しようという意味は分かるが,我々の地域のように他県から電波をもらっているような地域は,大きな痛手を受ける。そのため,徳島県は全県CATV構想というものを計画し,他県の民放電波をCATVで送信するようになっている。そのため,CATV普及率は他県よりもかなり高いLink
 ところが,CATVである以上,無料ではない。地域によって2000円〜3000円といった費用を毎月負担しなければいけない。つまりこれは,民放を見るために支払っている金額。数km車で走って他県へ行けばこれらの民放は無料で見えるのに,徳島県に住んでいるが故,数千円を支払わないと見えないというのは,実に矛盾している。その上,NHKの受信料を加えると,月に5000円も必要となる。
 こういう地域格差は,何なんだと。これまでに複数の民放局が開局しようとしたのに,それを阻止してきた何らかの圧力によって,結局こういう結果になってしまったのは,許し難いことである。同じ民放を見るのに,月数千円が必要な地域と,無料の地域,どちらに住みますかと聞いているようなものである。

― posted by 本人 at 11:14 pm commentComment [2]

この記事に対するコメント[2件]

1. tarosan — January 13, 2009 @22:28:59

なるほど、考えてみればその通りです。それに「90%以上」と言っても、残り数%のところでは見られないってことですよね。そこが人も分け入らぬような場所とは限らないし、そういうところは見捨てるというのでしょうか?実際BS放送が入らないところもあると聞きます。CATVの普及率が高いと胸を張るのはどうかと・・・。聞こえはよいですがね。

2. administrator — January 13, 2009 @23:53:13

 BSが入らないというのはまた,どんなところだろうと,興味津々ですが・・・。ここに来て,ブロードキャストの意味が,問われているのだと思います。国家も世論形成のためにはテレビを中心とするマスメディアが重要だと思うはずですが,とあるキー放送局が映らないエリアでは,政党支持率が他県と違うという話もあったりして,いろいろです。

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